2024年に行われた「Vine Painting Project」挑戦の軌跡をレポートします!
◆Vine Painting Project(バインペインティングプロジェクト)とは?
アーティスト日比野克彦さん監修の、SLOW ART CENTER NAGOYAの白い壁をキャンバスに、空に向かって伸びる線を描く壁画プロジェクトです。朝顔が蔓(Vine)を伸ばすように、屋上から垂らしたロープや筆を使って工夫しながら挑戦を行いました。
◆2024年4月 挑戦に向けた日比野克彦さんからのコメント
「壁面に線が蔓のように伸びていくことをイメージしています。どのように線を描くか…様々な困難が待ち受けているかもしれません。みんなと知恵を絞って、道具を発明しながら描いていくことになるでしょう。「天に向かいたい!」「空まで線を描きたい!」というみんなの想いの軌跡が描かれていく、そんなペインティングをひと夏かけて描いていきます。朝顔に負けないように、朝顔に学びながら…世界中どこでもやっていないプロジェクトなのでどうなるか誰にも分かりません。一緒にチャレンジしましょう。」
◆2024年度の取り組み
SLOW ART CENTER NAGOYAは2024年度に新しく「明後日朝顔プロジェクト」の拠点となり、2024年5月にプロジェクト監修をされている日比野克彦さんにお越しいただき、苗植え式を行いました。
苗植え式に引き続き、Vine Painting Project に初挑戦しました。朝顔のように人間も空をめざして様々な道具を駆使して、カラフルなVineがたくさん描かれました。
ただロープに筆を結ぶだけでは壁に筆圧がかけられず、綺麗な線を描けませんでした。
そこでみんなでアイデアを出し合い、オリジナルの道具を開発しました。
ひと夏の挑戦を経てビル群の中に唯一無二の存在感を放つ壁画が生まれました。
この線はどんな道具で描いたのか、想像しながらぜひ鑑賞を楽しんでみてください。
◆これからの取り組み
今後は新たに花や昆虫を描き足していく予定です。
ロープを使って線は描けたけど、花や昆虫を描くには別の方法が必要になりそうです。
昨年より難しいかも?でも、それを考えることも楽しいかもしれませんね。
また新しい挑戦が始まります。ぜひ一緒に壁画を描きましょう!