屋上で出会う、街と畑と
スローアートセンターの屋上には、小さな菜園があります。
街の喧騒から少し離れたその場所では、季節ごとに緑がゆっくりと姿を変え、人の手によって少しずつ畑が育っています。
この菜園を拠点に活動しているのが、スローアートセンターで開催している『やうやう部活動』の一つである、アーバンファーミング部。 この部活動では、都市の真ん中で、屋上菜園の手入れや季節ごとの収穫を行っています。
やうやう部活動は、スローアートセンターナゴヤの広場を舞台に、地域のみなさんと一緒に育てていくゆるやかな取り組みです。だれでも参加できる”ひらかれた場”として、居心地の良い関わり方を見つけてもらうプロジェクトです。

アーバンファーミング部の活動をメインで行っているのは、東桜エリアマネジメント協議会。
同協議会は、東桜エリアに関わる地域住民や企業、店舗などが参加し、まちづくりを推進する団体です。街の魅力を高めるための勉強会や社会実験を通して、『東桜エリアマネジメント構想』の実現を目指しています。
その一環としてスタートしたのが、アーバンファーミング(都市農業)です。
現在は、その一歩目として、スローアートセンターの屋上菜園を活用しながら、勉強会メンバーが試行錯誤しつつ野菜を育てています。 9月にはローゼル、じゃがいも、イチゴなどの種を植え、現在は11月中旬の収穫を目指して日々手入れを重ねています。今年は猛暑の影響も慎重に加味しながら、少しずつ”街に根づく畑のかたち”を探っています。

屋上菜園では、ハーブや葉野菜、レモングラス、小松菜なども育てています。
収穫した植物はスローアートセンターで提供する自家製ドリンクや、センターにあるサウナのロウリュウやアロマに使われることもあり、畑仕事と食の楽しみがつながっていくのも、この場所ならではの魅力です。
そして、11月15日(金)には東桜エリアマネジメント協議会の主催イベント「Urban Farming Kick-off Talk」を開催します。
アーバンファーミングやコミュニティづくりに詳しいゲストをお招きし、東桜のこれからの取り組みについて、皆さんと一緒に考えていきます。
地域の未来を一緒に描く時間を、ぜひご一緒しませんか?
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