SLOW ART CENTER NAGOYA

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コラム

第2回「SLOW ART INTERVIEW」(スローアートインタビュー)
2024.08.01

「SLOW ART INTERVIEW」(スローアートインタビュー)ではスローアートセンター名古屋の企画やイベントにつながりをもつ様々な方をご紹介。
今回はスローアートマーケット出店者で「Lab. ludens(ラボ・ルーデンス)」主宰の水野さんにお話をお伺いします!

1.自己紹介・肩書き・屋号・店名
Lab. ludens(ラボ・ルーデンス)通称「ラボルー」 すべての人が、「わたし」を生きる社会を模索しながら、色んな境界線をぼんやりさせるため、自身の生活の場で、「◯◯で遊ぶ」人たちがふらりと立ち寄るコモンズをひらいています。

2.活動や制作のコンセプト・具体的な内容を教えてください!
オランダの歴史家ホイジンガの、「遊びは文化に先行しており、人類が育んだあらゆる文化はすべて遊びの中から生まれた。つまり、遊びこそが人間活動の本質である」を鵜呑みにして、世の中に溢れた「遊び」や「遊ぶ人」の発掘をしています。自身の制作活動は今のところ刺繍です。刺繍人(ししゅうど)として、ことばによらない対話の場づくりなどをしています。SLOW ART MARKETでも刺繍してます。

3.活動や制作のコンセプト・やりがいや大変だな…と思う点はどんなことですか?
「正しいことを、速く、大量にやる」ことが社会の規範になっていることにモヤモヤしてきた日々です。何かと比較しないと評価できない世の中、そもそも人間を人間が評価することは必要なのか。と言いながら、「正しさを求めて、速いと喜び、大量だと安心する」自分がいて、自分の多様な内面との対峙が毎日大変です!!

4.SLOW ART MARKET を知ったきっかけはなんですか?参加してみてどうでしたか?
友人からのお誘いです。大好きなお店で意気投合した友人と後日再会した際に、「SLOW ART MARKET」のお話を聞き、こんな私でも出店しても大丈夫かなと思い応募しました。当日は、私も含めて出店者方たち自身が愉しそうでした。何より、「店主」として不完全な私が、そのままで安心していられる場所でした。

5.出店者様が思う「SLOW」とは?「SLOW」になりたい時、どんなことをして過ごしますか?
「SLOW」とは、「ダメなままでそこにいられること」なんで私ってこんなにダメなんだろう、と、笑って過ごします笑

6.SLOW ART CENTER NAGOYA、SLOW ART MARKETまたはご自身の展望としてこれからどのようなことをしていきたいですか?
やまない雨もある、闇の中に光がある、マイナスの中にプラスがある、生きづらさの中に幸せがあると根拠のない自信があるので、1円も生み出さないけれど、ダメなままでオモロいことをやり続けます!よければ一緒に。

SACN スタッフ所感
Lab.ludensさんの自然な佇まいが醸し出す、居心地の良い空間。
私も子供と刺繍のワークショップに参加させていただきました。一心不乱に刺繍をしながら、青空の下でのんびりとお話をする。そこに無言のメッセージのようなものを感じて、なぜだか感動して自然と涙が出ました。何かを売る、買う。といった行為を超えた新しいお店の形。Lab.ludensさん独自の不思議な空間がそこにはあった気がします。今後とももよろしくお願いします!

Lab.ludensさんのプロフィールはこちら↓
https://www.instagram.com/lab.ludens/

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名古屋市中区錦三丁⽬16番5号
052-228-1963