ゆるやかに人々が場を共有することにより、“心地よい状態（Well-being）”とは何か？ を見つめ直すプロセスや、それを促すアクションを創発する「SLOW ART（スローアート）」。何気なく目にするもの、子供と一緒に楽しめるもの、アートを深堀りするものから研究者のまなざしに触れるものや、アートマーケットまで、多様なプログラムを展開。
「SLOW ART CENTER NAGOYA」を訪れた人は、意識せずともスローアートに触れる。国内最大級の大型サウナには、アーティストによる壁画があり、屋外には、加藤チャコとディラン・マートレルによるアーティストグループ「Slow Art Collective」が手掛けるアートプロジェクト、朝顔の育成を通してコミュニケーションを促す日比野克彦による「明後日朝顔」が育つ。藤浩志による、子供たちが自発的にさまざまな活動や体験をする「遊びの場」をつくり出す仕組み「かえっこ」など、ふらりと訪れてアートに参加できるワークショップも。
アーティストやキュレーター、アートマネージャーなどが講師をつとめるアートスクール。「SLOW ART CENTER NAGOYA」での講義はもちろん、名古屋のまちを舞台にしたプログラムも。
あらゆる境界が曖昧に混ざり合う「SLOW ART CENTER NAGOYA」ならではの試み。芸術・医療・情報科学など、各専門分野の研究者たちがLAB（ラボ）という場で、それぞれの視点や課題を広く共有。これまでジャンルを横断しての交流が乏しかった研究者同士のネットワークをつなげるとともに、研究内容を広く公開することにより、ともに “心地よい状態（Well-being）” への道を探る。
開放的なアートパークで行われる、手仕事のクラフトワーク、国内外のスローフードやアーティストによるクリエーターズマーケット。
